ゴッドファーザーになりたくて

40代失意からの再生復活

0円ハウスに刺激受けたよ

 

こんにちは。

 

今日ふらりと立ち寄ったブックオフで気になった本があったので購入しました。私の情報提供者で「J」という男がおりまして、時々面白い本や映画の情報をくれます。感性が似ているのか結構な確率で「当たり」なんですが、情報量が多いので記憶の隅にとどめておくことが多いです。

ブックオフの本棚を眺めていると、あれこれってJがだいぶ前に熱く語っていた人の本じゃないか?という一冊に巡り合いました。坂口恭平さんの「TOKYO 0円ハウス 0円生活」という本です。ペラペラめくってみると確かに面白そうなので、購入。家に帰って気がつけば、一気読みしておりました。

0円ハウス、0円生活っていうのは、いわゆるホームレスの生活を描いたものですが、丹念な取材に基づいており資料的価値も高いものと感じましたし、坂口氏の哲学的なアプローチもあって読み物としても大変面白く、グイグイと引き込まれてしまいました。坂口さんは建築学科の出身ですが、全くその領域に留まらず、既存の枠組みからはみ出さずにはいられないような人のようです。ちょっとうまく説明できませんが、結果として私も家というか小屋を作りたくなりました!この本読むと多くの人が家とか小屋とか建てたくなっちゃうんだろうな〜。

ホームレスの鈴木さんっていう人が、結構なボリュームで出てくるんですが、生業がアルミ缶拾いなんです。この仕事もなかなか競争率が高いようですが、この鈴木さんが工夫する方で、なるほどな〜と唸らせるやり手なんです。まずすごいのが、アルミ缶はじめ色々な物をくれる人を探して、ホームレスの身でありながら、しっかり契約をするという姿勢。タダでもらうんだけど契約するっていうのがすごい。それから自分の欲しいものが、どこにあるのかを探す力。想像力とコミュニケーションの力が半端ない。同じ場所に立っていても、人によって見える風景が違うということを考えさせられました。どこに必要な物があるか?どうすれば手に入るか?全て工夫。

ここでマイケルが取り組んでいるせどりについて少し。全然どこで何を仕入れれば良いのかわからない現状ですが、この本にちょっとヒントをもらいました。ホームレス、いや0円ハウスのオーナーである鈴木さんは、他の人には見えないものが見える。それは見ようとしているからだろう。私にはまだ見えていないけれど、宝はそこら中に埋まっているのではないかな。そして、鈴木さんのように工夫している人、見ようとしている人にはそれが見えて、今日も宝を手に入れているのではないかと思った。

いや〜。本読んで、ああそうだな〜っていうのは得意なんだけどね。

 

 

ではまた。